• 必修科目
  • ケア実践場面分析演習
2018
10/13

①"現場を伝える"をつくる -ガイダンス-

講師: 金野千恵(建築家、teco)
ケア実践場面分析演習の前半では、SOMPOケア「ケアラヴィーレ」での実習でしたが、後半は建築家の金野千恵さんを講師に迎え「”現場を伝える”をつくる」と題して、前半とは異なるコミュニティーや団体の現場をリサーチし、その現場を伝える媒体をグループで制作します。

|課題内容:講師の指定する12の福祉施設・団体の中から1つ選び、その魅力を伝える媒体・作品などを制作する。
伝える対象は、10代~20代の人々を想定し制作。
制作単位はグループ制作。もしくは、個人制作も可能。
取材後、下記の方法で制作を行う。
①ポスター、パンフレット、映像、のような広報物媒体
②写真、絵画、歌、演劇などの作品
③セミナープラン、プレゼンテーションなど

本日の授業では対象の12施設のグループ分けをし、自分の興味のある対象に別れ、各班リサーチを開始します。
次回の中間チェックを経て、2/3が最終講評。
まずは現場に入り、webなどでは見えてこない現場を知ることが制作の鍵になります。リサーチを経てどのような提案が出てくるか楽しみであります。

講師プロフィール

建築家、teco

金野千恵

1981年神奈川県生まれ。2005年東京工業大学工学部建築学科卒業。2005-06年 スイス連邦工科大学奨学生。2011年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2011-12年神戸芸術工科大学助手。同年、KONNOを設立。2013-16年日本工業大学助教。2015年よりt e c o をアリソン理恵と共同で設立。住宅や福祉施設の設計、まちづくり、アートインスタレーションを手がけるなかで、仕組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品に住宅「向陽ロッジアハウス」(2011, 東京建築士会住宅建築賞 金賞, 日本建築学会作品選集 新人賞, グッドデザイン賞2012)、訪問介護事業所「地域ケアよしかわ」(2014)、「幼・老・食の堂」(2016, SDレビュー2016鹿島賞)、共著に「WindowScape」など。2016年にヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の日本館にて会場デザインを担い、審査員特別表彰を受けた。
http://te-co.jp